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第14話 守れなかった約束

Penulis: 雨音休
last update Tanggal publikasi: 2026-04-20 10:54:08
 遠い過去。

 その日は田舎の夏祭りだった。幼馴染みの女の子、中村真帆なかむらまほと一緒に、ユウマは屋台を見て回っていた。二人とも小学生である。

 辺りは行き交う人々でごった返している。お祭りの匂いがしていた。出店からこぼれるオレンジ色の照明。らっしゃいらっしゃいという威勢の良い声が響いている。二人はオモチャ屋の前で立ち止まる。

 真帆がガラスの指輪を手に取った。気の強そうな顔立ちに笑みを浮かべている。

「これ、綺麗!」

「本当だ。買ってやるよ」

「いいの?」

「お前に似合うと思って」

「あ、ありがとう!」

 親からもらった五千円のお小遣いの中から、ユウマは指輪代を支払った。450円。ちょっと高いけれど、真帆にプレゼントしてあげたかった。

 それから二人でお好み焼きを一つずつ買って神社へと行った。階段に並んで座る。割り箸を割って食べた。

 真帆が声をかける。

「ねえ、ユウマ」

「どうしたの?」

「ユウマは、大人になったら、東京に行っちゃうんだよね?」

「うん、大学に行かないといけないからな」

 勉強の成績が良かった。特に算数と社会だけはいつも100点である。将来は弁護士になるとい
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相木ふゆ彦
誓いの言葉が重い……!!
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